「前川喜平 様」 

この方のメルマガ毎日読んでいます。

と、同時に、前川様の

正論を貫く潔さに感服いたしました。



今回は! 

■会の趣意書
今治加計獣医学部問題を考える会 趣意書

 現下、国会では学校法人「森友学園」への異常な国有地払下げ問題などをめぐって、
安倍首相夫妻を含む政治家の働きかけ疑惑の追求が続いています。時期を同じくして
今治市は加計学園が経営する岡山理科大学の獣医学部開設を決定いたしました。

 周知の事実ですが、安倍首相が「加計学園」の加計孝太郎理事長と米国留学中に知
り合った腹心の友であることから「第二の森友学園疑惑」ではないかと、連日マスコ
ミが報道するようになりました。国会においても国家戦略特区の認定をめぐり、安倍
首相らによる不適切な働きかけがあったのではないかと、真相究明の質疑が行われて
おります。

 私たちは、今治市が地域振興のために何らかの施策を行うこと自体に反対するので
はありません。今回の大学誘致につきましても、今治市なりに長い準備の過程を経て
来たことは認識しております。しかし、上記のような全国的な政治・社会状況下で、
なおかつ、私たち市民がその詳細を知らぬ間に「加計学園獣医学部」新設に向けた動
きが市民の理解や同意を得ることなしに、一方的に進んでいくことに対して強い不安
と危惧を覚えるのです。

 今治市は国からの交付金によって、かろうじて市財政を維持していますが全国でも
ワーストに入っている自治体です。本来は財政健全化に最優先で注力しなければなら
ない状況です。にも関わらず、今回の獣医学部開設に96億円もの市税を拠出すること
になっております。これは市の歳出(7750億円 平成27年)の実に12%にもおよびま
す。いっぽうで加計学園からの見返りの税収は年間3000万円程度であり、投資の回収
に320年間もかかることになります。さらに36億7500万円の土地まで無償譲渡してい
ます。いっぽうで市の債務は一般・特別会計あわせて1328億円に達していて財政破綻
が予測されています。

 しかも、誘致にあたって市議会の議論も十分に尽くされることなく、突然、内閣府
による国家戦略特区指定から1年たらずでの建設から開学というプロセスであるのは
異常です。さらに、研究指向の大学作りと言うことで獣医学部にはバイオハザードの
危険性があるBSL3施設を置く計画となっております。同施設は住宅密集地に隣接
しており、万が一バイオハザードが起きた場合の感染者の収容や治療体制が確立され
ておらず、住民側との安全面での説明や協議もされておりません。

 私たちは、不可解なこの状況を解明していくため、市民、有識者、法曹関係者、議
員らと幅広い全国的なネットワークを築き、安倍政権と加計学園、今治市、愛媛県に
真実を開示してもらい、国民と今治市民の利益を守るべく行動してまいります。

2017年5月18日

共同代表:
 黒川 敦彦
 村上 治
 山本 征洋
 武田 宙大

■賛同者(2017年5月30日現在)
福田 剛 愛媛県議会議員(民進党)

■連絡先
〒794-0038 愛媛県今治市末広町4-3-6
電話090-9117-8523 黒川敦彦




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